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体調管理の方法

風邪を引くことが多い人の5つのNG生活習慣

投稿日:2018年11月22日 更新日:

風邪を引くことが多い人の5つのNG生活習慣

大きな病気はあまりしないのに、風邪を引くとすぐに寝込んでしまう、またなかなか治らないといったことを繰り返してしまう風邪体質は辛いですね。

その一方で、同じ環境にいて周りはみんな風邪を引いているのに、全く風邪を引かない人もいます。

風邪を何度も繰り返すのは、慢性的な免疫力の低下によるもので、それは毎日の生活習慣が原因となって引き起こされていることをご存じでしょうか?

つまり知らず知らずしてしまっているNGな生活習慣を改めれば、風邪に強い体になることができるのです。

そこで今回は、風邪を引きやすい人がしているNGな生活習慣と、見直すべきポイントについてお伝えします。                      

風邪を引く原因とは

風邪とは、鼻やのどの炎症のことで、鼻水や咳、発熱などの症状が伴います。

インフルエンザとは違い、高熱が出ることはなく、通常であれば1週間程度、早い人であれば3日程度で症状が治まることがほとんどです。

炎症を起こす原因となるウイルスは200種類を超えますが、その中の主なウイルスには以下のものがあります。

風邪の原因となる5つのウイルス

ライノウイルス

風邪の原因として最も多く、秋や冬に鼻風邪を引き起こします。

コロナウイルス

冬に流行することの多いウイルスで、症状は比較的軽いことが多く、鼻やのどに症状が出ます。

RSウイルス

年間を通して流行するウイルスで、特に冬に多く、乳幼児が感染した場合、気管支炎や肺炎になることがあります。咳の症状が出ます。

パラインフルエンザウイルス

秋に流行するタイプと、春から夏にかけて流行するタイプがあり、鼻やのどの症状が出ます。

エンテロウイルス

夏に多いウイルスで、風邪の症状に加え、下痢を起こすこともあります。

この他、プール熱の原因となるアデノウイルスがあり、このウイルスは風邪だけでなく結膜炎や気管支炎の原因にもなります。

これらの風邪のウイルスは外的要因ですが、それに加えて、空気が乾燥しやすい冬はウイルスが繁殖しやすいことも風邪が流行する大きな原因です。

ただし風邪のウイルスが体に入り込んでも、それを排除する体の免疫力があれば、風邪を引いても短期間で治ることがほとんどです。

つまり風邪を引きやすい人は、体の免疫力が低下し、さらに風邪のウイルスに対する抵抗力がない状態なのです。

風邪を引かないためにも、まずは免疫力が下がっていないかどうか、環境や生活を見直してみましょう。

風邪を引く人がしている生活習慣

風邪を引く大きな原因は、生活習慣の乱れが挙げられます。

さらに免疫力の低下も、風邪の原因となります。

免疫力低下が分かる7つのチェックポイント

・年齢が50歳以上
・ダイエットをすることが多い
・便やおならが臭い
・便秘、もしくは下痢気味
・運動をあまりしない
・外食が多い
・睡眠時間が不規則、もしくは短い

また肌荒れや口内炎に悩まされることが多いのも、免疫力低下のサインです。

50歳を過ぎると、免疫力は低下していくため、風邪を引きやすくなります。

さらに50歳以下であっても、仕事が忙しく寝ても疲れが取れない、肩こりや腰痛に悩まされている、冷え性で手足がいつも冷たいといった症状があるなら、免疫力が低下しているだけでなく風邪に対する防御力もなくなっているため、風邪を引きやすい体になっています。

風邪の原因となる体の免疫力を低下させる原因には、毎日の生活習慣が影響しています。

免疫力を低下させる3つの生活習慣

十分な睡眠を取っていない

この場合の睡眠とは、時間よりも質の良い睡眠が取れているかどうかが問題になります。

いつも寝る時間が不規則、また時間が短いことも問題ですが、夜遅くまでテレビやパソコン、スマホを見ている、コーヒーや紅茶を寝る前に飲む、といった生活習慣も免疫力を低下させます。

ストレスがたまっている

寝たはずなのに疲れが取れない、といったことが続く場合、ストレスが原因となっていることがあります。

ストレスは自律神経を乱す原因となり、睡眠中に働くべく副交感神経によって回復する体の力が十分に発揮されないため、免疫力を低下させてしまいます。

乱れた食生活

朝食や昼食は食べないのに、夕食はお腹いっぱい食べる、また夜遅くまでお酒を飲む、お腹がすいた時には菓子パンやスナック菓子を食べる、そういった食生活は免疫力を低下させる大きな原因です。

さらにお風呂はシャワーで済ませていたり、空調の効いた部屋で仕事をしていると、血行が悪くなることから、免疫力が落ちることにつながります。

特にストレスによるイライラは、免疫力を低下させ、風邪を引きやすくするだけでなく様々な影響を引き起こします。

毎日の生活が忙しく、運動などのストレス発散ができない場合は、小まめに休憩をして深呼吸や伸びをするだけでも効果があるので、ぜひ実践してみましょう。

風邪が長引く時には他の病気の可能性も

風邪を引いた場合、通常であれば長くても1週間から10日もすれば、自然治癒することがほとんどです。

それ以上風邪が続く場合は、風邪だけではなく他の原因が考えられます。

風邪が長引く時の2つの原因

細菌性の風邪

風邪の原因はほとんどがウイルスによるものですが、細菌性の風邪を引いている、もしくはウイルス性の風邪の後に免疫力が低下して、細菌に二次感染している可能性があります。

細菌性の風邪には、肺炎を引き起こす肺炎球菌や、中耳炎を引き起こす溶連菌があります。

風邪以外の病気

熱は下がったのに、いつまでも咳が続く場合は風邪以外の病気であることも考えられます。

最も多いのが喘息ですが、それ以外にも気管支や肺の病気の可能性もあります。

風邪薬を飲んでも咳が止まらない、寝ている時に咳で目が覚めてしまう、寝汗が出るといった症状が続く場合には、病院で診察を受けましょう。

風邪を引きにくい体質にする具体的な方法 

風邪を引くのは、免疫力の低下が考えられますが、それに加えて加齢による防御力の低下も深い関係があります。

ウイルスや細菌が鼻やのどに侵入した際、体の防御システムが働き、くしゃみで鼻水を、咳で痰を出すことで排出してくれます。

その防御システムに深い関わりがあるのが、のどや気管支の粘膜にある線毛細胞と、病気に対する抗体を作る働きをする免疫細胞のT細胞です。

この2つのシステムをきちんと稼働させることで、風邪を予防し、抵抗力を強めることができます。

体の防御システムを強化するための3つの方法

睡眠力をつける

睡眠力とは、睡眠の質を上げるために必要なポイントです。

横になったらすぐ眠ることができ、朝起きるまで目を覚まさずぐっすり眠り、決めた時間に起きることができる力のことをいいます。

休日は寝だめをしたり、平日は寝る時間も起きる時間もバラバラになっていないでしょうか。

またぐっすり寝ているつもりでも、夜中に目が覚めてしまうようならしっかり眠れていない可能性もあります。

乾燥させない

冬など乾燥しやすい季節や、空調が効いた部屋にいると、体が水分を奪われてしまいます。

小まめに水分補給をすると共に、マスクをして口や鼻が乾燥しない環境を作るようにしましょう。睡眠中もマスクをしておくと乾燥予防になります。

亜鉛を摂取する

亜鉛が不足すると、T細胞を作る胸腺という臓器が萎縮してしまい、T細胞が上手く作用しなくなることから免疫を作る働きが低下してしまいます。

インスタント食品やスナック菓子を大量に摂取すると、亜鉛不足になりがちです。

さらに50歳を過ぎると、体内の亜鉛の量は10分の1に減少してしまいますので、意識して摂取することが必要となります。

さらに規則正しい生活をすることで、自律神経が整い、血行が改善されます。

血行が改善されると、血液中に含まれるリンパ球が増加し、免疫力が高くなりますので、しっかり睡眠を取って、風邪を引かない体にしましょう。 

それでも風邪を引いてしまった時の対策方法      

食事や睡眠に十分に注意をしていても、風邪を引いてしまうことはあります。

女性の場合は、生理前から生理中の間は体調が低下し、免疫力も落ちるため風邪を引きやすくなります。

風邪を引いてしまった時には、長引かせず早く回復させることが必要です。

風邪を引いてしまった時の3つの対策方法

安静にする

体を動かすと、風邪のウイルスを排除するために必要なエネルギーが不足してしまいます。

体の免疫機能にエネルギーを集中させるために、安静にしましょう。テレビやパソコン、スマホの画面も見ないようにします。

空気清浄機を使う

風邪の原因となるウイルスが、これ以上繁殖しないようにしましょう。

合わせて部屋の湿度を50%程度に保つことも、ウイルスを減らすことにつながります。

栄養補給をする

食欲が少しでもあるなら、消化の良いものを食べましょう。

免疫細胞に必要なタンパク質に加え、風邪を引くと消耗されてしまうビタミンB群とビタミンCを取り入れましょう。

さらに水分不足にならないよう、水分補給も合わせて、体の免疫機能をしっかり働かせるようにしましょう。

まとめ

風邪を引きやすい体にしてしまうNGな生活習慣と共に、風邪に負けない体になるための方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

風邪を繰り返し引いてしまう原因には、睡眠不足やストレスを招く生活習慣や、亜鉛不足を招く食習慣などが大きく関わっています。

さらに腸内環境が悪化すると、免疫力が落ち、結果的に風邪を引きやすくなってしまいます。

栄養バランスの取れた食事を心掛け、血行や腸内環境を常に整えることが、風邪を引かない体につながるだけでなく、生活習慣病を予防することにもつながります。

まずは自律神経を整えて睡眠不足を解消し、きちんと寝て、起きるリズムを作るようにしましょう。
感謝をこめて。

記事のポイントまとめ

・風邪の原因はウイルスによるもの
・風邪の原因となるのは睡眠不足やストレスがたまる生活習慣
・風邪が長引く場合は免疫力低下から二次感染が起きていることが原因
・風邪の予防には体の防御システムを強めることが必要
・予防していても風邪を引いた時には体の抵抗力を強めるために安静にする
・風邪を早く治すためにはウイルスを減らすことが必要

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