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電磁波の影響で起こる体の不調と対策方法

投稿日:2022年8月15日 更新日:

電磁波の影響で起こる体の不調と対策方法

仕事をしていて、めまいや頭痛に悩まされるのは憂鬱になりますね。

病院に行っても原因がよく分からない、でも仕事をしていたら目がかすんだり、めまいがする、頭痛が治まらない、そんな症状を繰り返すのは、電磁波の影響によるものだということをご存じでしょうか?

電磁波とは、電気が供給される場所や電気製品を使う際に発生し、繰り返し浴びることで健康被害をもたらすことがあります。

電気が必要となった現代において、私たちは日々の生活の中で、常に電磁波にさらされていますが、毎日影響を受ける電磁波をコントロールすることができれば、体の不調を解決することが可能なのです。

そこで今回は電磁波の影響で起きる体の不調の原因と、その対処方法についてお伝えします。

電磁波とはどんなもの?

よく耳にすることの多い電磁波ですが、目に見えないためよく分からない存在と感じる方も多いのではないでしょうか。

電磁波の定義は、「電界と磁界が影響し合い、空間を伝わっていく波」です。
(参考・http://www.jeic-emf.jp/electromagnetism.html 電磁界情報センター)

まず、電界とは電圧があるところ、つまり電気が発生するところに発生するもので、雷や静電気がこれにあたります。

自身が発生源なので、電圧が低ければ発生も小さく、電圧が高くなると大きくなります。

この仕組みを使った交流電場は、培養させた細胞を取り出す時などに利用されています。

もう一つの磁界は、電流が流れるところに発生し、磁石や地球に生じる磁場である地磁気がこれにあたります。

電流が流れていれば発生しますが、離れて行くにつれ、その影響は小さくなります。

この磁界では熱作用が起きるため、IHや電子レンジでは交流磁場として利用されています。

電界と磁界は関わり合っているために、2つを合わせて電磁界と呼ばれます。

電圧が低い状態では、電磁界の中で小さな範囲でしか影響し合いませんが、電圧が高くなると大きくなった電界とより遠くまで届くようになった磁界は反応し合って、新たな電界と磁界を作り出し、さらに遠くに波のように広がっていきます。

この波のことを電磁波と呼びます。

静電気や磁石などは、電圧が低いため、ほぼ電磁波は発生しません。

また家電製品のほとんども、電圧は低いため、電磁波の影響はほとんどありません。

体に影響を及ぼす電磁波とは、より強く、さらに広範囲に影響を及ぼすもののことであり、この発生源を体から遠ざけることが必要なのです。

そのためにも、体の不調が電磁波の影響なのかどうか、まず身の回りにある電気に関係するものを見直してみましょう。

身近にある電磁波を発生させるもの

電磁波は私たちの身の回りに常に発生しています。

電磁波には周波数といって、1秒間に繰り返す電波の波があり、これが高いほど体に与える影響は高いとされています。

ただし低周波であっても、長時間それを浴び続けていれば問題となります。

外部にある2つの電磁波を発生させるもの

・高圧送電線
・携帯電話の基地局

基地局や送電線施設から50m以内の範囲内に入ると影響を受けるため、300m以上離れた場所に住むことが望ましいとされています。

家庭内にある電磁波が強い6つの電気製品

・電磁調理器
・電子レンジ
・ミキサー
・電気ストーブ
・洗濯機、乾燥機
・エアコン

ACアダプターは電磁波が強いため、これを使っている電気製品には注意が必要です。

注意が必要な4つの電気製品

・電気毛布
・電気カーペット
・電気敷き毛布
・電気こたつ

これらの電気製品は、低周波ですが長時間直接体に触れる状態で使用するため、影響を受けやすくなります。

さらにパソコンも長時間の使用をする場合には、同じように注意が必要となります。

電磁波は頭部に大きな影響を与えるため、携帯電話やドライヤー、電気シェーバー、電動歯ブラシといった製品も、長時間使用しないよう注意しましょう。

電磁波が体に及ぼす影響

VDT症候群

VDTとは、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、パソコンのディスプレイなどを長時間見続けることで、目や体、さらに心的な症状が出る病気のことで、IT眼症ともいわれます。

目の痛みやかすみ、肩こりや腕の痛み、イライラしやすくなる、また不安感や疲労感などのうつの症状が起きることもあります。 

電磁波過敏症

アレルギーの一つと考えられている病気で、頭痛や疲労感、イライラする、不安になるといったことから、めまいや吐き気、皮膚に発疹が出る、目が乾くなど様々な症状があります。

病院に行っても原因が分からないことが多く、今までそのような症状がなかったにもかかわらず、引っ越しをして新しい家に住み始めてから急に症状が出るといったことがあります。

化学物質過敏症

家の新築やリフォームで使われたペンキや殺虫駆除の薬剤、排気ガスやタバコの煙、仕事で使う薬剤に長期間接することなどにより、体の不調が続く病気です。

体の疲れを感じる、風邪の症状がなかなか治らないなど、他の病気との区別が付きにくく、心身症と診断されることもあります。

慢性疲労症候群

原因が分からない疲労感が、6ヶ月以上続き、日常生活に支障が出る病気です。

微熱や頭痛、筋肉痛、不眠過眠など睡眠障害や睡眠不足などの症状が続きます。

休んでも症状が改善せず、検査をおこなっても原因が分からない場合に疑われる病気です。

電磁波は繰り返し浴びることで、体の中に届くため、細胞が傷つけられ、遺伝子の損傷やがんの発生するリスクが高くなるとされています。

太陽の光で発生している紫外線や、レントゲンで使われるX線が大量、もしくは長時間人体に当たることで健康被害が起こりますが、これらも電磁波の一つです。

ただし一般的に電磁波と呼ばれるのは、人工的に作られた体に影響を与える存在のことです。

自分の体の不調が、電磁波の影響から来るものであれば、まずその影響を受けないようにすることから始めましょう。

電磁波の影響を受けないようにする方法

電磁波というと家電の影響を考えがちですが、実は一番電磁波が高くなるのは、外部から電気を引き込んでいる分電盤までの電線です。

この電線は長時間過ごすことになる寝室やリビングから遠ざける必要があります。

もしくはアースを設置することで、電圧による電界を抑えることが可能です。

さらに低周波であっても、電磁波を発生させる家電は長時間使用しないことが必要です。

低周波の家電を使用する時の3つの注意点

・使う時には離れたところで使うようにする
・寝室やリビング等、長時間過ごす場所に置く家電は減らす
・使わない家電はコンセントを抜く

パソコンの場合は、モニターから70cm以上離れて使用することも必要です。

電気暖房器具の場合は、電磁波対策をされている製品を選ぶことでも電磁波を防げます。

電磁波の影響を予防する方法

電気を使う限り、電磁波の影響を全く受けずに過ごすことはほぼ不可能です。

電磁波対策として電磁波エプロンがありますが、電磁波を発生させる家電が複数ある場合は、電磁波が反射し合うため完全には遮断できず、安全性は高くありません。

すぐに始められる電磁波予防対策としては、以下のものがあります。

電磁波と付き合うためのすぐできる4つの予防法

電球はLEDにする

電圧を低くすることで、電磁波を抑えることができます。

スマホや携帯電話で通話する時にはヘッドレストを使用する

頭から3cm以上離すことが必要です。

テレビを見る時には2m離れる

ゲームをする時には近くなりがちなので、コードレスのコントローラなどを活用しましょう。

自律神経を整える

電磁波過敏症はアレルギーでもあるため、自律神経が乱れることも影響を及ぼしています。食事や運動、瞑想などで心を落ち着けて、心身のバランスを保つことも有効です。

まとめ

電磁波による体調不良は、どの家電によるものなのかは、個人差もあるため特定が難しいのが実情です。

原因を探ることよりも、少しでも影響を減らすために、生活習慣を整える、使わない家電のコンセントを抜くといった簡単な方法から始めてみましょう。
感謝をこめて。

記事のポイントまとめ

・電磁波は電気が発生し電気を使う場所に起きる
・電磁波は携帯電話の基地局の近くや家で使う家電を使う際に発生する
・電磁波が原因と考えられる病気には
・電磁波過敏症や慢性疲労症候群は電磁波以外にも原因がある場合もある
・電磁波を防ぐためにはアースの設置が有効
・電磁波を防ぐためには家電の長時間使用はしない
・電磁波を防ぐために携帯電話やパソコンから離れて使用することが望ましい

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